日々のみ言葉 8月20日
○今日のタイトル キリストの福音
○通読箇所 ガラテヤ1章
◇今日の聖句
キリストは、今の悪の時代から私たちを救い出すために、私たちの罪のためにご自分を与えてくださいました。
◇ひとくち解説
ガラテヤ人への手紙は、ガラテヤ地方にある諸教会に、パウロが嘆きをもって送った書簡です。
あいさつ文の初めに、パウロが自分は「イエス・キリストと…父なる神によって使徒とされた」と書き始めるのは、「キリストの福音を変えてしまおうとする」偽教師と自分とを区別するためです。教会は「キリストの恵みによって自分たちを召してくださった方から」離れて、「ほかの福音に」去って行こうとしていました。
彼らが向かっていたのは、神の御前に義とされるためにはユダヤ教の掟を守ることが必要であるという誤った教えでした。パウロにとってはそれは「ユダヤ教のうちにあった、かつての私の生き方」でした。その中から神はパウロを「母の胎にあるときから…選び出し、恵みをもって召し」、御子を内に啓示してくださいました。「キリストは、…私たちを救い出すために、私たちの罪のためにご自分を与えてくださいました」という恵みによってパウロは救いに入れられたのです。
ガラテヤの教会の過ちは、表面的な問題ではなく、福音の根幹を揺るがす重大な危険でした。もしそのような福音に反することを、福音として宣べ伝えるなら、それが天使であってものろわれるべきだとパウロは言い切ります。「私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが、決してあってはなりません。」（6:12）
◇クイズ
