日々のみ言葉 9月17日
○今日のタイトル 福音にふさわしく
○通読箇所 ピリピ1章
◇今日の聖句
ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。
◇ひとくち解説
この手紙は、パウロがローマで獄中にあったときに書かれたと考えられています。パウロのピリピでの働きは「使徒の働き」16章に記されています。パウロが去った後も、ピリピの教会は迫害と困難の中にありました。そのような彼らに「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。」とパウロは手紙を書きます。(1:27)
福音にふさわしく生きるとはどういうことなのでしょうか。パウロはこの手紙の冒頭で自分のことを「使徒」としてではなく「キリスト・イエスのしもべ」と自己紹介しています。そして、投獄という恥さえも「かえって福音の前進に役立った」(1:12)と証言します。「生きるにしても死ぬにしても、私の身によってキリストがあがめられること」(20)、自分のためにしもべの姿となられたキリストに倣い、自分もキリストのしもべとして生きること、それがパウロの喜びです。
キリストが歩まれたのは、愛ゆえに苦しむ道でした。「キリストの福音にふさわしく生活」するとは、「愛がいよいよ豊かになり」(9節)、「苦しむこと」においてもキリストと一つとなり(29節)そのことによって「義の実に満たされ」る生き方です。(11節)
主イエスもこう言われました。「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。大いに喜びなさい。」(マタイ5:10-12)
◇クイズ
この手紙の差出人はパウロと誰?1.シラス 2.テトス 3.テモテ