日々のみ言葉 10月31日
○今日のタイトル 召しにふさわしい
○通読箇所 2テサロニケ1章
◇今日の聖句
どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし、また御力によって、善を求めるあらゆる願いと、信仰から出た働きを実現してくださいますように。
◇ひとくち解説
この書簡は第一の手紙を書いてまもなく送られました。テサロニケ教会が、激しい迫害にも耐えながら、「信仰が大いに成長し」「互いに対する愛が増し加わっている」ことを、神に感謝しながら手紙は始まります(3節)。
ここでパウロはあえて、信仰・愛について記し、<希望>を挙げません。希望の根拠である、キリストの再臨について、教会の中に誤解があったからです。この手紙は、それを正すために書かれました。
パウロは、彼らが今受けている「あらゆる迫害と苦難」には意味があり、主御力の栄光をもってイエスが再び来られるときには、「あなたがたも栄光を受ける」と励まします。
パウロはこの章を祈りで閉じます。「どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし…」と。
キリストの再臨の時に初めて<召しにふさわしい者>とされるのではありません。
主は今彼らを、厳しい生活のただ中で、<召しにふさわしい者>としてくださいます。「あなたがたが苦しみを受けている」(=キリストの苦しみと一つになっている)ことが、彼らを「神の国にふさわしいものと」しているのです。(5節)
今の生活とキリストの再臨は連続している…それがこの書の大切なテーマです。
◇クイズ