日々のみ言葉 11月1日
○今日のタイトル 神の箱
○通読箇所 1サムエル5-6章
◇今日の聖句
雌牛は、ベテ・シェメシュへの道、一本の大路をまっすぐに進んだ。鳴きながら進み続け、右にも左にもそれなかった。
◇ひとくち解説
4章でイスラエルの民は、傲慢にも、戦いに神の箱を利用しようとしました。その結果戦いに敗れ、神の箱は奪われたのです。
5-6章はペリシテ人領土における、奪われた神の箱の7カ月間の旅です。古代、敵を征服したあかしとして、その国の神像を捕虜にして持ち帰る習慣がありました。ペリシテ人はそのように神の箱を扱うはずでした。しかし、主は神の箱を通して災いをペリシテに下し、彼らは箱をたらい回しに、別の町に運びました。その旅はあたかも主の勝利行進のようです。
皮肉なことですが、イスラエルよりもペリシテ人の方が主の御力を信じたようです。「イスラエルの神に栄光を帰すなら」(6:5共同訳)と主の栄光を認め、出エジプトの御業をイスラエル人よりも記憶しています。(6:6)
ペリシテ人はこのことが偶然に起こったことではなく、神の手によることだと確かめるために、車を引く訓練を受けていない乳牛二頭が引く車に神の箱を乗せ、行くままにさせました。雌牛は、右にも左にもそれることなく、一本の大路をまっすぐに、国境へと進み続けたのです。牛さえも神に従う道を歩んだということも、不従順のイスラエルに対する皮肉です。神の箱が帰ってきたベテ・シェメシュの住民もまたペリシテ人と同じような災いを受けました。神は、それがペリシテであれイスラエルであれ、高ぶる者を退けられるのです。
◇クイズ
7:1で主の箱を守るために聖別された人は? 1.サムエル 2.アビナダブ 3.エルアザル