日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 12月3日

日々のみ言葉 12月3日

○今日のタイトル わたしの愛する子

○通読箇所 ルカ3章

◇今日の聖句

すると、天から声がした。「あなたはわたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」

◇ひとくち解説

バプテスマのヨハネの活動が記されたのち、21節からイエスの公生涯がスタートします。

その始まりが「祈り」であったことは非常に重要です。天が開け、聖霊がイエスの上に降ってこられたのは、イエスバプテスマを受けられた時ではなく、祈っておられた時だと、ルカは示します。祈りの中で、聖霊の働きに全存在をお委ねになったイエスに対して、御父の声が響きます。「あなたはわたしの愛する子。」(22節)受胎告知では、ガブリエルがイエスを「いと高き方の子」「神の子」(1:32,35)と証言しましたが、今、聖霊と共に御父自らが、イエスを「神の子」と証されるのです。イエスは十字架で「父よ、わたしの霊をあなたの御手にゆだねます。」と息を引き取られるまで、祈りの中で、聖霊の導きに支配され、御父のみこころと一つでした。この従順こそ神の子が神の子たるゆえんです。

その後に続く系図は、イエスの使命を暗示しています。マタイはアブラハムから時代を下るように系図を示しましたが、ルカは時代をさかのぼり、アダムまでの系図を示します。イエスは、ただ一民族のためだけに来られたのではなく、全人類の救いのために来られたのです。アダムの不従順のゆえに神の栄光を受けられなくなった人類を、従順によって、最後列から一人ずつ探し出し先頭に至るまで集めて、「神に至る」…それが神の子イエスの使命なのです。「アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストにあってすべての人が生かされるのです。」(1コリント15:22)

◇クイズ

3:7でヨハネバプテスマを受けようとしてきた人々を何の子孫だと言いましたか?1.鳩 2.まむし 3.獅子