日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 12月5日

日々のみ言葉 12月5日

○今日のタイトル ついて来なさい

○通読箇所 ルカ5章

◇今日の聖句

「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」

◇ひとくち解説

貧しい人を解放し、自由にする良い知らせが告げ知らされていきます。貧しい人とは、ただ経済的に困窮している人々だけではありません。社会における弱者、また疎外され、軽蔑されている人々のことです。

エスは、ツァラアトに冒された人に手を伸ばしてさわり、清くされました。中風をわずらっている人の罪を赦し、立たせられました。

そのイエスが、「出て行き、収税所に座っているレビという取税人に目を留められ」ます。レビがイエスに目を留めたのではありません。イエスの方が、出て行って、注意深くレビを見つめられたのです。そして「わたしについて来なさい」と招かれます。

取税人は外国人と常に接触し、手先となって同胞から税を巻き上げ、利益を得ていたため、罪人とみなされていました。ちっぽけな収税所に閉じこもっていたレビに、主は新しい生き方をあたえ、解き放たれたのです。

レビは「すべてを捨てて立ち上がり」従いました。生活のよりどころを全て手放して、イエスと共にある新しい価値観に生きるようになったのです。赦された罪人の中風と同じ「立ち上がり」という語が使われているのが印象的です。

人々を苦しめる出納帳を記していたこのレビは、後にマタイ福音書を記すことになります。彼が得たものは、捨てたものよりもはるかに豊かなものでした。

◇クイズ

5:30で律法学者たちは、誰に向かって小声で文句を言いましたか?1.イエス 2.弟子たち 3.取税人