日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 12月12日

日々のみ言葉 12月12日

○今日のタイトル わたしの友

○通読箇所 ルカ12章

◇今日の聖句

小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。

◇ひとくち解説

11章前半で、イエスは弟子たちに「主の祈り」を教えられます。12章の弟子たちとの対話は、その祈りの意味を補足し、その祈りを生きるとはどういうことなのかを教えています。

エスが弟子たちに、心配しなくて良いと言われるのは、彼らに何の苦難も及ばないからではありません。やがて人々は弟子たちを「会堂や役人たち、権力者たちのところに連れて行」き尋問し、迫害し、ある者は殺されるでしょう。その前提の上でイエスは弟子たちを「わたしの友」と呼ばれます。ローマの政治において「皇帝の友」という称号は、皇帝に忠誠を誓い、そのゆえに皇帝の絶大な庇護を受けるとりまきのことを言います。

エスの友であるということは、雀の一羽もお忘れにならず、髪の毛のすべてをご存じで、はかない草花にさえソロモンの栄華の装いを与えられる、慈しみ深い神の友となることを意味します。だから、「心配するのをやめ、気をもむのをやめなさい。」と言われるのです。イエスの友とは、目の前のことを心配するのではなく、イエスと共に「御国が来ますように」(11:2)と祈る仲間のことです。

御父と共に愛に満ちた羊飼いであられるイエスは、ご自分の群れである弟子たちを励まされます。「小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。」(32節)

◇クイズ

54-56節で、時代を見分けることが、天候を予測することに例えられます。西に雲が出ると?1.暑くなる 2.にわか雨 3.風が吹く