日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 9月8日

日々のみ言葉 9月8日

○今日のタイトル 夏の果物

○通読箇所 アモス8章

◇今日の聖句

そのとき、わたしはこの地に飢饉を送る。パンに飢えるのではない。水に渇くのでもない。実に、主のことばを聞くことの飢饉である。

◇ひとくち解説

7章は偽りの祭司に向けた裁きでしたが、8章は、その礼拝に参加するすべての民に向けた裁きです。彼らは安息日の礼拝中にも、それがいつ終わるかばかりを考え、自分の仕事の成功に夢中でした。そのような偽りの民に主は言われます。「神殿の歌声は悲鳴に変わる。…口をつぐめ」(3節)と。

主はアモスに夏の果物の幻を見せられます。夏の果物(カイツ)と終わり(ケツ)はかけ言葉になっています。秋から新年が始まるイスラエルでは、夏は1年で最後の収穫の時期であり、主が最後まで「悔い改めにふさわしい実」(マタイ3:8)を結ぶよう、待っておられたことを表しています。

「 聞け」(4節)と言われたときに、民は聞きませんでした。それゆえ、「主のことばを聞くことの飢饉」(11節)が訪れます。もはや主のことばを探し求めて行き巡っても、見いだすことはできません。その悲惨な有様に、自然界さえも喪に服すほどです(9節)。

事実北王国(ガリラヤ地方)は、長らく顧みられず、異邦人のガリラヤと呼ばれるようになります。

しかし、主イエスは、そのような暗黒の地を最初の宣教地としてお選びになることになるのです。「闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る。」(マタイ4:16)

◇クイズ

6節では、不正を働く者が、貧しい者をどれぐらいの値で買おうと言っていますか?1.履き物一足分 2.銀貨30枚 3.夏の果物ひとかご分