日々のみ言葉 9月7日
○今日のタイトル 下げ振り
○通読箇所 アモス7章
◇今日の聖句
主が、群れの世話をしていたところから私を取り、主が私にこう言われた。『行って、わたしの民イスラエルに預言せよ』と。
◇ひとくち解説
7-9章ではアモスが幻に基づいて預言していきます。
いなご、責める火(干ばつ?)が、示された時、アモスは執り成し祈りました。「神、主よ。どうかお赦しください。ヤコブはどうして生き残れるでしょう。彼は小さいのです。」(2,5節)主は二度にわたって、裁きを「思い直され」ました(3,6節)。なぜなら一人も滅びないで生きることが主のみ心だからです。「わたしは、だれが死ぬのも喜ばない…。だから立ち返って、生きよ。」(エゼキエル18:32)
しかし、主が下げ振りを見せられた時、アモスはもはや執り成すことはできませんでした。下げ振りとは垂直であるかどうかを確かめる道具です。イスラエルという壁は、すでに修復不可能なほどゆがんでおり、そのままにすれば自重で倒壊するのは明らかでした。まっすぐな壁とするためには、取り壊して建て直すほかなかったのです。
この預言を聞いたベテルの祭司は拒絶し、アモスを追放しようとします。しかし、そもそも北王国の祭司は主に選ばれたレビ族ではなく、勝手に自分たちで立てた人々でした。それに対して、アモスは羊飼いであり、また貧民しか食べないいちじく桑を栽培していた農夫ではありましたが、主の召命を受けた預言者でした。だからこそ、そのことばには重みがあるのです。彼らこそ「神、主よ。どうかお赦しください」と祈るべきだったのです。
◇クイズ
今日はお休み