日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 9月1日

日々のみ言葉 9月1日

○今日のタイトル 主はシオンからほえ

○通読箇所 アモス1章

◇今日の聖句

主はシオンからほえ、エルサレムから声をあげられる。

◇ひとくち解説

アモスは、北イスラエル王国第13代の王ヤロブアム2世の時代に活躍した預言者です。ヤロブアム2世は軍事的に成功を治め、富んでいました。しかし、そのことのゆえに神を軽んじ、偶像礼拝を認め、不正がまん延したのです。

その様子に心を痛めた羊飼い・農夫のアモスを通して、「主はシオンからほえ、エルサレムから声をあげられ」ます。

1章は、イスラエルの近隣諸国への裁きの言葉から始まります。北東のダマスコ(シリア)、南西のガザ(ペリシテ)、北西のツロ、南東のエドム、西のアンモン、2章に入ると同じく西のモアブ、最後に南のユダ、と、北王国周辺の諸民族の罪が次々と暴かれ、「わたしは彼らを顧みない」と裁きの言葉が告げられます。

しかし、これらすべては前置きで、本当に言いたいのは2章6節からはじまる北王国への言葉なのです。そこでは諸国に比べて3倍も長く、イスラエルの罪が糾弾されています。「わたしの聖なる名を汚している」(2:7)と。主の名を帯びた民は、そうでない人々よりももっと重い責任を負っているのです。

アモスは悲痛な思いで、主の言葉を告げます。「主はイスラエルの家にこう言われる。『わたしを求めて生きよ。』」(5:3)と。

◇クイズ

今日はお休み