日々のみ言葉 12月13日
○今日のタイトル 解放されました
○通読箇所 ルカ13章
◇今日の聖句
イエスは彼女を見ると、呼び寄せて、「女の方、あなたは病から解放されました」と言われた。
◇ひとくち解説
イエスとその小さき群れは神の国の完成のためにエルサレムへの旅を続けます。その途上で、イエスは安息日に会堂で教えられました。(10節)本書でイエスが会堂に入られるのはこれが最後です。最初に4章でナザレの会堂に立たれたときイエスは「捕らわれ人には解放を」(4:18)と宣言されました。そのことば通り、18年間病の霊につかれ、腰が曲がって、全く伸ばすことができない女の人を、イエスは「女の方、あなたは病から解放されました」と癒されます。(12節)
安息日に癒しを行ったことを会堂司が非難したのは、イエスの働きを神の業ではなく、人間の働きとみなしたからです。わざわざ安息日にする必要はないと考えたのです。彼らはしるしを見ながら「時代を見分けようとしない」(12:56)のです。しかし、イエスは言われます。「この人はアブラハムの娘です。…安息日に、この束縛を解いてやるべきではありませんか。」安息日とはイスラエルのエジプトからの解放を覚える日なのです(申5:15)。主はアブラハムとその子孫に対するあわれみをいつまでもお忘れになりません。(1:55)その主の民の解放の時がイエスの臨在によって訪れたのです。イエスは来たりつつある神の国の到来を、からし種とパン種に例えられます。今は見えないほど小さくはあるが、やがて空の鳥が住まうほどに、また13リットルの粉で大宴会のパンを用意するように、神の国は手のつけようのないほど大きくなり、イスラエルだけではなく世界中の人々を呼び寄せるようになるのです。(13:29)
◇クイズ
13:34ではエルサレムをあわれまれる神が何に例えられていますか?1.鳩 2.獅子 3.めんどり