日々のみことば 6月23日
〇ダビデの子
○通読箇所 ルカ20章
◇今日の聖句
「では、カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。」
◇ひとこと解説
ルカ20章の背景には、エルサレムへ近づくイエスの姿があります。盲人バルテマイは「ダビデの子よ」と叫び、群衆も王を迎えるようにイエスを迎えました。しかしその入城は、勝利の行進であると同時に、都の滅びを思って涙を流される入城でした。人々はダビデの子メシアを待ち望んでいましたが、エルサレムはその王の真実の姿も、その王が開く「平和に向かう道」をも見分けることができなかったのです。
イエスに、祭司長や律法学者たちはイエスに「何の権威によって」と問います。その後の論争を通して、彼ら自身の姿が明らかになります。彼らは神の民を導くはずの指導者でしたが、神から託されたぶどう園を自分のもののように扱い、主人に返そうとしない農夫のようでした。「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」との言葉も、単なる税金の教えにとどまりません。神のかたちに造られた人間は、神ご自身に返されるべき存在なのです。
一連の問いに答えた後、今度はイエスが問いかけます。「どうして人々は、キリストをダビデの子だと言うのですか。」イエスは、メシアが単にダビデの子孫として来る地上的な王ではないことを示されました。ダビデ自身が「主」と呼んだお方、神の右の座に着くお方こそ、まことのメシアです。イエスの権威は人から来たものではなく、神ご自身から来るものです。それは神殿・国家・律法・家系、そして死さえも越える権威です。エルサレムで明らかにされたのは、イエスこそ待ち望まれた王であり、しかも初めからおられる主である、という真実でした。
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