日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 4月23日

日々のみ言葉 4月23日

○今日のタイトル  聖霊と私たちは

○通読箇所 使徒の働き15章

◇今日の聖句

私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。

◇ひとくち解説

パウロバルナバによる、1年間の宣教によってアンティオキアに教会が誕生し、そこでイエスに従う者たちは初めて「キリスト者」と呼ばれるようになりました(11章)。そのアンティオキアから二人は最初の宣教旅行に出かけ、帰ってきました。(14章)その町で一つの論争が起こり、教会は分裂の問題に直面したのです。それは、割礼を受けモーセの律法を守らなければ、異邦人は救われない、という教えについてでした。

この問題はエルサレム教会へと持ち込まれ、教会のリーダーたちによって協議されました。議論の中ではっきりしてきたことは、1.異邦人の回心は人間の戦略ではない。彼らを顧みて、お召しになったのは、神だということ。2.彼らが救われたのは、福音のことばを聞いて信じた結果であり、主イエスの恵みによるということ。3.律法によるのではなく、恵みと信仰によって、すでに彼らは神の民となり、主の名で呼ばれる者たちになっているのだということ。…それゆえに、この救いに加えて律法のくびきを負わせることは、神を試みることになるのです。

聖霊と私たちは…決めました」(28節)という表現は重要です。この決定は聖霊が直接語りかけて一方的に指示されたものではありませんでした。聖霊の導きの中で話し合い、聖書の御言葉によって進むべき道を見いだし、聖霊と教会の共同作業で出された決定だったのです。現代でも教会には様々な意見の違いがあります。その中で「聖霊と私たちは…決めました」と行くべき道を見出したいものです。

◇クイズ

37節でバルナバパウロが二回目の宣教旅行に連れて行くかどうかで議論になったのは誰についてですか?1.シラス 2.マルコ 3.ユダ