日々のみ言葉 4月17日
○今日のタイトル 選びの器
○通読箇所 使徒の働き9章
◇今日の聖句
あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子らの前に運ぶ、わたしの選びの器です。
◇ひとくち解説
8章に続いて主は、福音が地の果てにまで広がるための準備を進められます。9章ではそのために一人の人が選ばれます。それは、こともあろうに、主の弟子たちを脅かし、殺害しようと企てていたサウロでした。
天からの光を受け、自分の名が呼ばれたとき、聖書に精通するサウロは、その光が神の顕現であると分かりました。彼は尋ねます。「主よ、あなたはどなたですか」彼が「主」と呼んだお方の答えは、驚くべきものでした。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」(5節)わたし(イエス)は主である…この光に打たれたサウロは、肉眼に光を失いました。「この道の者」(2節)を捕らえに来た彼が道を見失い、サウロに捕らえられてエルサレムで殺されるはずだったアナニアが、サウロを神の愛によって捕え、キリストのもとに連れて行くことになりました。イエスの名を呼ぶ者たちを捕縛するはずのパウロ(14節)が、イエスの名を運ぶ器として選ばれ、イエスの名のために苦しむ使命を与えられたのです。5節に「あなたはどなたですか」と尋ねて以来、一言も発しなかったサウロが次に語った言葉は「この方こそ神の子です」(20節)でした。
三日間、目が見えず、食べることも飲むこともしなかった古いサウロは、キリスト共に葬られ、聖霊のバプテスマによって新しい人へとよみがえりました。「もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。」(ガラテヤ2:20)
◇クイズ