日々のみ言葉 4月15日
○今日のタイトル 人の子が神の右に
○通読箇所 使徒7章
◇今日の聖句
「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」
◇ひとくち解説
第7章は本書の第一部の結びであり、第二部への架け橋です。ステパノはエルサレムの指導者たちに捕らえられ最高法院で尋問を受けます。ステパノの証言は本書で最長の説教です。そこには、神とイスラエルの民との関係の歴史が凝縮されています。先祖たちの聖霊に逆らう性質(51節)によって、あなたがたも「この正しい方」イエスを裏切り殺す者となったっと指摘します。この説教の頂点・結論が56節です。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます」かつてアブラハムに現れた「栄光の神」(2節)が天を開き見せられるのは、神の栄光を共有しながら立っておられるキリストです。最高議会の権威のはるかに凌駕する、神の権威をもって審判者として、ステパノの証言を受け入れるために立ち上がられるのです。
「心と耳に割礼を受けていない」彼ら(51節)にとってそれは神への冒涜にしか聞こえません。ステパノを町の外に追い出し、石を投げつけました。ステパノは主を呼びます。「主イエスよ、私の霊をお受けください。」イエスは主でり、また自分のいのちはこれで終わるのではなく、イエスの御手のうちに受け取られ、永遠に続くという信仰の告白です。そしてひざまずきます。ステパノをひざまずかせたのは迫害の石ではなく、うちに燃える十字架のキリストの愛でした。「主よ、この罪を彼らに負わせないでください。」このイエスの祈りをもって一粒の麦となり眠りについたのです。ステパノの祈りは、やがて、それを目撃した青年サウロの上に実現し、豊かに実を結ぶことになります。
◇クイズ
7:30によると燃える炎の中で、御使いが現れたのは、モーセが何歳のとき?1.40歳 2.80歳 3.99歳