日々のみ言葉 10月31日
○今日のタイトル 主よ、信じます
○通読箇所 ヨハネ9章
◇今日の聖句
彼は「主よ、信じます」と言って、イエスを礼拝した。
◇ひとくち解説
8章では、いのちの光を持つために、ご自分をどのように信じるべきかをイエスは語られました。9章では実際にいのちの光をもつようになった人が登場します。それは「生まれたときから目の見えない人」でした。
泥を目に塗ったり、池で洗えと命じられたり、イエスが奇妙な方法を採られたのは、彼の肉眼だけでなく、心の目を開き、ひとり子としての栄光を見るようになるためでした(1:14)。
肉眼が見えるようになった時点では、彼はまだイエスのことを「知りません」(9:12)でした。彼の信仰が形成されていったのは、皮肉にもパリサイ人たちによる尋問のただ中においてでした。彼らはこの人を「全く罪の中に生まれてい」ると断罪しました。イエスを「わたしはある」であると信じなければ、自分たちも「罪の中で死ぬことになる」(8:24)ことも知らないで。
イエスのことを「罪人である」(25節)という人々を前にして、彼はきっぱりと言います。イエスは「神から出ておられる」(33節)と。彼はイエスを肉眼で見る前に、イエスの存在の起源は<神>…「この方は、初めに神とともにおられた」(1:2)という信仰を持つに至りました。そのことのゆえに共同体から追放されましたが、イエスの方が捜し、見つけ出し言われます。「あなたと話しているのが、その人です」…今こそ彼はイエスを、土の塵から人を創造された主と信じ、礼拝します。「主よ、信じます」と。この福音書でイエスを主として礼拝したと記されているのは、この人ただ一人です。
◇クイズ
9:5でイエスはご自分を何と呼んでおられますか?1.世の光 2.いのちのパン 3.人の子