日々のみ言葉 2月23日
○今日のタイトル キリストは主
○通読箇所 マタイ22章
◇今日の聖句
あなたがたはキリストについてどう思いますか。彼はだれの子ですか。
◇ひとくち解説
21章に続き、エルサレムの様々な人とイエスとの問答が記されています。その中には、祭司長たちとパリサイ人たち、その弟子たちとヘロデ党の者たち、サドカイ人、律法の専門家がありました。彼らはみな、「王の子の結婚の披露宴」(天の御国)に招待されていましたが、その選びに応えることはありませんでした。
様々な質問に対して、イエスは的確な答えを持っておられます。カエサルの権威と神の権威を混同することもありませんし、死んだ者と生きている者のありようを見誤ることもありません。律法と預言書の本質を知っておられます。なぜなら、彼らとは全く別の視座を持っておられるからです。イエスこそは御国そのものであり、生ける神の子であり、聖書の著者なのです。
今度はイエスの方からお尋ねになります。「キリスト(メシア)はだれの子ですか」(42節)と。彼らの答えは「ダビデの子」でした。その答えに対しイエスは、メシア預言とみなされている詩篇110篇の中で、ダビデがメシアを主と呼んでいるのはなぜなのかと問われます。彼らはイエスの持っておられる答えに気づいたはずです。キリストは、ダビデの子孫でありながら、同時に神の子、主であるということを。しかし「もうだれも、あえてイエスに質問しようとは」しませんでした。最終的に大祭司が最高法院にて「生ける神によっておまえに命じる。おまえは神の子キリストなのか、答えよ。」(26:63)と問うまで。
◇クイズ