日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 5月9日

日々のみ言葉 5月9日

○今日のタイトル 不平

○通読箇所 民数記11-12章

◇今日の聖句

だがわたしのしもべモーセとはそうではない。彼はわたしの全家を通じて忠実な者。

◇ひとくち解説

出エジプト記15章では、エジプトを脱出した民がわずか3日後には水のことで不平を言いました。同様に11章ではシナイ山を出発して3日後に、食べ物のことで不平を言います。これは単に食糧の問題ではありません。「エジプトは良かった」「なぜ、われわれはエジプトから出て来たのか」(11:18,20)という言葉は、神のご計画を否定するものでした。彼らは「主をないがしろに」した(拒絶した)のです。結局、シナイ山での神との出会いも、律法の授与も、悔い改めも、幕屋も祭司も、彼らの本質を何ら変えなかったのです。

12章では身内であるミリアムとアロンさえ、モーセの権威を否定しました。それは、モーセを選ばれた主への挑戦でした。

12:6-8の主のことばは、6節と8節が対称になっています。主は、6節で、モーセ以外の預言者には、幻や夢を介してご自分を知らせ、8節では、モーセには、ご自分の姿を現して口と口で直接語られると言われます。その中心にある7節が核心です。「彼は…忠実な者(ネエマン)」…この<忠実>という語は、単に信用できるということを超えて、両者の分かち得ない結びつきを表します。申命記7:9では同じ語が「主は信頼すべき神」と、民に対する神の変わりない愛の表現として用いられます。「忠実な者」は<主を拒絶した民>の対極の表現なのです。

ヘブル人への手紙では、モーセの忠実さとキリストの忠実さが、比較して記されています。「モーセが神の家全体の中で忠実であったのと同様に、イエスはご自分を立てた方に対して忠実でした。」(ヘブル3:2)

◇クイズ

11:5でエジプトで食べていたものとして挙げられていないのは?1.きゅうり 2.にら 3.いも