日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 3月8日

日々のみ言葉 3月8日

○今日のタイトル 天からパンを

○通読箇所 出エジプト15-16章

◇今日の聖句

わたしは主、あなたを癒やす者だからである。

◇ひとくち解説

葦の海のほとりで、イスラエルは、主の「大いなる御力を」見ました。この「御力」は直訳すると「御手」です。それを受けて、15章では「あなたの右の手は力に輝き」(6節)と歌われます。13節では「御力」が「恵み(契約に基づく不変の愛)」と並べられ、言い換えられて、歌われます。

主の御手への賛美の舌の根が渇かないうちに、民は不遜にも「主の手にかかって死んでいたらよかったのだ」と不平を言います(16:3)。

「水」を通って救われた後の、最初の不平が「水」のことだったのは、大きな皮肉です。27節を見ると、主は彼らの行く先に「十二の水の泉」を用意しておられたことが分かります。彼らは、その主の備えに信頼できなかったのです。

同様に16章では、パンのことで主に対して不平を言います。主は「わたしはあなたがたのために天からパンを降らせる」と言われます。<天からのパン>は、ただ肉体を満足させるためではなく、彼らが「わたしが…主であることを知る」(12節)ためです。後にモーセは、マナの目的を「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きるということを、あなたに分からせるため」(申8:3)と総括していますす。

その背景の中で、主と民との信頼関係のしるしとして「全き休みの日、主の聖なる安息」(23節)が定められます。問題の本質は、水やパンがないことではなく、彼らと主との関係にあるのです。

◇クイズ

15:21で女預言者ミリアムが奏でた楽器は? 1.竪琴 2.角笛 3.タンバリン