日々のみ言葉 3月11日
○今日のタイトル 聖なる者
○通読箇所 出エジプト21-22章
◇今日の聖句
あなたがたは、 わたしにとって聖なる者でなければならない。
◇ひとくち解説
20章では、十戒に続き、礼拝（神との関係）についての細則が記されていました。身震いし、遠く離れて立っていた民に対し、主は「わたしが自分の名を覚えられるようにするすべての場所で、わたしはあなたに臨み、あなたを祝福する」と招かれました。（20:24）
続く21章からは、社会正義（人と人との関係）についての細則が記されます。それらは同時代の周辺文化の規範とは一線を画するものでした。古代では全く顧みられなかった、奴隷や、女性、胎児に至るまで、いのちが尊ばれました。また、過失によって人を殺めた人、所有物が引き起こした事故について、感情に任せた復讐に走ることがないよう歯止めがかけられました。
それらの価値観は、人を御自分のかたちに造られた主の「わたしは情け深いから」（22:27）と言われるまなざしに基準があります。また、自分たちが「エジプトの地で寄留の民だったから」という謙遜さに留まるようにとの招きでもあります（22:21）。
これらの掟は、束縛するために作られたのではなく、神と人を愛するためのガイドとして、神が、他の民の模範になるようにとイスラエルに与えられたものです。「あなたがたは、 わたしにとって聖なる者でなければならない」（22:31）これは愛に満ちた主の招きなのです。
◇クイズ
22:7で、盗人は二倍の償いをするよう命じられていますが、ザアカイはイエスと出会った後、だまし取ったものをどのように返すと言っていますか？（ルカ19章） １．同額 ２．二倍 ３．四倍
