日々のみ言葉 3月12日
○今日のタイトル 契約の血
○通読箇所 出エジプト23-24章
◇今日の聖句
見よ。これは、これらすべてのことばに基づいて、主があなたがたと結ばれる契約の血である。
◇ひとくち解説
十戒に始まり23章まで続いた主の契約のことばの目的は、「わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる」(19:6)という文言に尽きます。24章では、その契約が主と民の間で締結されます。
いけにえの血の半分が「祭壇」に半分が「民」に振りかけられました。それは、祭壇(神の臨在)と民とが一つのいのちによって一体となることを象徴しています。この「契約の血」によって<交わりのいけにえ>は効力を発揮しました。
モーセや民の長老の一行が、神を見た(御足だけ?)のに死ぬことがなく(33:20参照)、その御前で食事の交わりをもつことができたのは、「契約の血」の効果なのです。「ささげ物を食する者は、祭壇の交わりにあずかることになる」(1コリ10:17)のです。
旧約の契約締結は、キリストによる新しい契約の予告です。キリストは最後の晩餐の席上で杯を取り「これは多くの人のために、罪の赦しのために流される、わたしの契約の血です」(マタイ26:28)と宣言され、十字架の死の目的をお示しになりました。「今は、神が御子の肉のからだにおいて、その死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。あなたがたを聖なる者、傷のない者、責められるところのない者として御前に立たせるためです。」(コロサイ1:22)
キリストのいのちを全身に浴びることによってのみ、神と一つとなることができるのです。
◇クイズ