日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月5日

日々のみ言葉 2月5日

○今日のタイトル 顔と顔を合わせて

○通読箇所 創世記32-33章

◇今日の聖句

彼はそこに祭壇を築き、それをエル・エロヘ・イスラエルと呼んだ。

◇ひとくち解説

ハランで、約20年を過ごしたヤコブは約束の地へと出発します。28章ベテルでの<天のはしご>における神との出会いから始まった試練の旅は、32章ペヌエルでの<格闘>における神との出会いで結ばれます。28:22で「無事に父の家に帰らせてくださるなら、主は私の神となり」と言ったヤコブでした。ヤコブにとっては、まだ「父イサクの神」(32:9)であり、まだ「わたしの神」ではなかったのです。32:9で、はじめてヤコブは、神を「主よ」と聖なる御名で呼んでいます。ここから人生を変える神との出会いが始まるのです。「あなたの名は何というのか。」(32:27)と主が尋ねられたのは、ご存じなかったからではありません。名を知らせるということは、全存在を明け渡すことです。「ヤコブです」と名乗ることで、彼は、主の御前に自分を開いたのです。そのとき主はイスラエルという新しい名を与えられました。

ヤコブが神との関係を築いたとき、兄エサウとの壊れた関係の修復が始まりました。こうしてヤコブは「兄が弟に仕える」という神の約束を、策略をめぐらしてではなく、受け取る資格のない者に注がれる「恵みとまこと」として受け取りました。(32:10)

約束の地に帰ってきたヤコブは、シェケムに行きます。そこは、祖父アブラハムがカナンの地ではじめて入り、祭壇を築いた場所でした(12:7)。ヤコブはそこに、人生で初めて祭壇を築きました。もはや、主は父の神ではなく「エル・エロヘ・イスラエル」(イスラエルの神である神)となったのです。

◇クイズ

主と格闘してヤコブのどこの関節がはずれた?1.肩 2.もも 3.ひざ