日々のみ言葉 10月3日
○今日のタイトル 地の果ての果て
○通読箇所 ミカ5章
◇今日の聖句
彼は立って、主の力と、彼の神、主の御名の威光によって群れを飼う。そして彼らは安らかに住まう。今や彼の威力が、地の果ての果てまで及ぶからだ。
◇ひとくち解説
「今、なぜあなたは大声で叫ぶのか。あなたのうちに王がいないのか。」(4:9)という現在の嘆きに対して、預言者は希望の将来を示します。
それは、「イスラエルを治める者が」(5:2)、ベツレヘムから出るという約束です。ベツレヘムはダビデが生まれた町で王朝の始まりの地ですが、この新しい王(メシア)の出現は、ダビデ以前から、「永遠の昔から定まって」います。この方は「主の御名の威光によって」統治します。つまり、メシアは人間でありながら神性を帯びているのです。その威力は、イスラエルだけにとどまらず、「地の果ての果てまで及」びます。
そのとき、集められた人々は「多くの国々の民のただ中で、主のもとから降りる露、青草に降り注ぐ夕立のよう」になります(7節)。人に望みを置かず、主の恵みにのみ依存する人々によって、主の恵みは雨露のように全世界を潤し、祝福をもたします。こうして、アブラハムへの約束…「地のすべての部族は、あなたによって祝福される」(創世記12:3)…は実現し、人は神の臨在の中で「安らかに住まう」のです。
◇クイズ
マタイ2:6で、ミカ書からの引用を通してメシア誕生の場所を知ったのは誰ですか?1.羊飼い 2.博士 3.ヨセフ