日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月28日

日々のみ言葉 2月28日

○今日のタイトル 神の子キリスト

○通読箇所 マタイ26章

◇今日の聖句

大祭司はイエスに言った。「私は生ける神によっておまえに命じる。おまえは神の子キリストなのか、答えよ。」

◇ひとくち解説

東方の博士たちが「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」を「礼拝するために来ました」と言ったとき、エルサレム中の人々が動揺しました。(2章)ユダヤ人の王(ダビデの子孫から生まれるメシア)はあくまで人間であり、礼拝するべきお方(主)とは違うと信じていたからです。

時は流れ、21章で再び都中が大騒ぎになります。「ダビデの子」であり、かつ「主の御名によって来られる方」と呼ばれる、「この人はだれなのか」と。それを受けて22章の最後では、イエスダビデの子メシアと主は一体であることを暗示されます。

肉体をとって人として来られた神以外に、「多くの人のために、罪の赦しのために」契約の血を流し(26:28)、インマヌエル「神が私たちとともにおられる」(1:23)を実現することはできないのです。

そのイエスを前に、エルサレム全住民の代表として、さらに言えば、全人類の代表として、大祭司は最後的な質問を投げかけます。「おまえは神の子キリストなのか」(26:63)それは本来、イエスに答えさせる質問ではなく、私達が告白すべき信仰です。イエスは、その質問に対し、ダニエル7:13、詩篇110:1の表現をお用いになりつつ、全面的に肯定なさいました、そうすれば「死に値する」という判決が下されるのをご承知の上で。

キリストがご自分のいのちをかけられたこの宣言に対してどう答えるか…それが本書の究極の問いかけなのです。

◇クイズ

イスカリオテのユダに銀貨三十枚を支払ったのは誰?1.パリサイ人 2.百人隊長 3.祭司長