日々のみ言葉 11月13日
○今日のタイトル 一つの泉
○通読箇所 ゼカリヤ12-13章
◇今日の聖句
その日、ダビデの家とエルサレムの住民のために、罪と汚れをきよめる一つの泉が開かれる。
◇ひとくち解説
12章から預言者の目は「その日」という地平に向けられます。
その中で鍵になることもやはり、巻頭に告げられた「わたしに帰れ。──万軍の主のことば──そうすれば、わたしもあなたがたに帰る。」(1:3)というテーマです。民の霊的な帰還と主の帰還が対になっているのです。
民が主のもとに帰るきっかけは「わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと嘆願の霊を注ぐ」(12:10)という主の側の働きから始まります。「恵み」も「嘆願」も、赦しと回帰という結果を暗示しています。その霊の注ぎの中で、民は「自分たちが突き刺した者」である「わたし(主)」を見上げるのです。使徒ヨハネは、これをキリストの十字架の予告とみました(ヨハネ19:37、黙1:7)。受難のメシアこそ主なのです。
こうして、「エルサレムの住民のために、罪と汚れをきよめる一つの泉が開かれ」ます(13:1)。その結果、偶像の名は絶ち滅ぼされます。(13:2)代わりに民は、「わたしの名を呼び、わたしは彼らに答える。わたしは『これはわたしの民』と言い、彼らは『主は私の神』と言う。」(13:9)…主との正しい関係へと帰っていくのです。
この新創造を行われるのは、「天を張り、地の基を定め、人の霊をそのうちに造られた方」です(12:1)。
◇クイズ
12章2-3節では、エルサレムが杯と何に例えられていますか?1.パン 2.打穀機 3.重い石