日々のみ言葉 2月22日
○今日のタイトル エルサレムに入られる
○通読箇所 マタイ21章
◇今日の聖句
ホサナ、ダビデの子に。祝福あれ、主の御名によって来られる方に。
◇ひとくち解説
イエスはいよいよエルサレムに入られます。この章からイエスは、エルサレムの住民、とくに指導者たちに、公に御自分の本性を明かしてゆかれます。
「この人はだれなのか」(10節)という疑問に、イエスは21章の初めから、結論を示しておられます。「主がお入り用なのです」と。エルサレムに入城しようとしているご自分が<主>であるとの意味です。
群衆は「ダビデの子(=メシア)」「主の御名によって来られる方(=神性を帯びる者)」という賛美を歌いながら、その理解は「ナザレから出た預言者」という浅いものでした。イエスは「主の御名によって来られる方」の権威をもって宮を清められます。
「何の権威によって、これらのことをしているのですか」(23節)という指導者たちの問いに対し、イエスは直接お答えになりませんでした。しかし、33節以下の「ぶどう園の農夫たち」のたとえを通して、答えを暗示されます。聖書に精通する彼らにとって「ぶどう園の主人」はイスラエルを愛される主であることは明白でした。遣わされたその息子が、ご自分のことであると暗示されたとき、エルサレムの指導者たちは、イエスがご自分こそ神の子であり、神の国の授与者であると宣言しておられることに気づき始めました。このイエスの神性宣言は、次章の最後の問答へと続き、26:64の大祭司に対する答えで頂点を迎えます。
◇クイズ