日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月21日

日々のみ言葉 2月21日

○今日のタイトル 同じように

○通読箇所 マタイ20章

◇今日の聖句

人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのと、同じように

◇ひとくち解説

天の御国の逆転の価値観は、そこでの人々の働きについても言えます。

19:27でペテロは「私たちはすべてを捨てて、あなたに従って来ました。それで、私たちは何をいただけるでしょうか」と尋ねます。先に従った者としてより大きな報酬を期待したのです。それに対して語られたのが「ぶどう園で働く人」のたとえです。弟子たちの働きの価値はその成果や犠牲によっては測られないこと、だから他者と比較するのではなく、招いてくださった神の恵みに感謝すべきことが教えられています。そして神に対する感謝は概して<後の者>ほど大きいのです。

そのあと、今度はヤコブヨハネが御国での地位を求めます。19:28でイエスが「イスラエルの十二の部族を治めます」と言われたのを、地上の価値観でしか見ることができません。それに対してイエスは、御国において「偉くなる」ことが何を意味するのかを示されます。「皆に仕える者になりなさい」…仕える者は、自分の意志で雇われて奉仕する人です。「皆のしもべになりなさい」しもべとは、自由をもたない奴隷のことです。さらに御自分は、奴隷以下、もはや人ですらない<代価>として来たと言われます。自分を空しくすることによって、多くの人にいのちを与えるということが、御国での最高の働きなのです。

御国の価値観が見えていない弟子たちと重なるように、最後に目の見えない二人が登場します。「イエスは深くあわれんで、彼らの目に触れられた。すると、すぐに彼らは見えるようになり、イエスについて行った。」そのあわれみは、弟子たちへのあわれみでもあります。

◇クイズ

今日はお休み