日々のみ言葉 2月19日
○今日のタイトル 向きを変えて
○通読箇所 マタイ18章
◇今日の聖句
向きを変えて子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。
◇ひとくち解説
イエスの4番目の講和は、天の御国の価値観についての教えです。十字架への道を進まれるイエスは弟子たちに、ご自分に従う者がもつようになる逆転の価値観を示されます。
弟子たちは「国」と言えば、王のもとに様々な階級があるものと思い込んでいましたので、彼らは自分が一体どれぐらいのランクにいるのか気になりました。イエスは「向きを変えて子どもたちのようにならなければ」と言われます。当時子どもは、善悪の分別がなく、親の助けに依存し、労働力にもならないので、社会の構成員として数に入れられていませんでした。イエスは「子どものように自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです」と言われます。なぜなら天の父が迷った一匹の羊を大切にされる方だからです。
一方で、小さい者の愚かな行為を野放しにしておいてよいというのではありません。誤っている場合には「二人または三人」の証人を立て正しい道に導く必要があります。たとえ小さな集いでもイエスの名において集まるところには、イエスもそこにおられ、その集いに良い導きを与えてくださいます。
小さい者たちが互いに愛し合い、御国を構成する基本原理は、互いに赦し合うことです。創世記4章で人類は77倍の復讐をその性質としました。主は「向きを変えて」「七回を七十倍するまで」赦しなさいと逆転の道を示されるのです。天の御国に生きるということは、一匹の羊を捜してくださる主の愛に生きるということです。
◇クイズ
18:21で何回赦すべきか尋ねたのは誰? 1.パリサイ人 2.祭司 3.ペテロ