日々のみ言葉 1月19日
○今日のタイトル わたしの愛する子
○通読箇所 マタイ3章
◇今日の聖句
そして、見よ、天から声があり、こう告げた。「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」
◇ひとくち解説
イエスが公生涯を開始される前の「序章」の最後として、バプテスマを受けられたことが記されています。
2章終わりのエジプトからの帰還と3章のヨルダン川での洗礼という流れは、モーセに導かれたイスラエルの出エジプトを想起させます。
預言者エリヤを思い出させるバプテスマのヨハネの風貌、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」というその声は、旧約時代の全ての預言者の言葉を代弁するものです。
これらのことは、イエスは、モーセの律法とすべての預言者とに勝って力のあるお方だということを暗示しています。真実の意味で民をその罪から救うお方なのです。
しかし、イエスはその力を誇示せず、罪人の列に混じってバプテスマを受けられます。ここにインマヌエル…我らと共におられる神…としての姿があります。「神は、罪を知らない方を私たちのために罪とされました。それは、私たちがこの方にあって神の義となるためです。」(2コリント5:21)ですから、イエスは「このようにしてすべての義が実現する」(3:15直訳)とおっしゃったのです。
このとき、天からの声がイエスの出自を証言します。「これはわたしの愛する子。」御父と御子とは永遠に不可分、同じ神性を共有し、かつ独立したペルソナをもっておられます。それがイエスが「神の子」であられるという意味です。次章から「生ける神の子キリスト」の活動が始まります。
◇クイズ
3:16で、神の御霊を何に例えていますか?1.火 2.鳩 3.風