日々のみ言葉 1月17日
○今日のタイトル ともにおられる
○通読箇所 マタイ1章
◇今日の聖句
「その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。
◇ひとくち解説
新約聖書の冒頭の「系図」という言葉は、<起源>という意味を持っており、旧約聖書「創世記」のギリシャ語名と同じ言葉です。神による人類再創造の新起点にふさわしいはじまりです。
イエスの系図には、男性も女性も、異邦人(ラハブとルツ)も、遊女も、姦淫の罪を犯した者も、偶像を拝んだ者も、捕囚となった者も、預言者を投獄した者も含まれます。この系図は、人類が罪に抗うことができない弱い存在であるかを示すと共に、アブラハム・ダビデと契約を交わされた、神の誠実さと愛の深さを表しています。
「見よ」(20節)という語は本書で149回と多用されており、これから起こる新しいことに読者の目を向けます。
主の使いはヨセフに告げます。「マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」イエスという名は、<主は救う>という意味であり、この方が何をなされるのかを表しています。その救いとは、敵からの解放ではなく、罪からの救いです。
もう一つの名「インマヌエル」は「神が私たちとともにおられる」という意味であり、この方のありようを表しています。モーセに「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。…『わたしはある』」(出3:12,14)と語りかけられた主です。
こうして主が旧約で語られたすべてのことが、この方において成就していくのです。
◇クイズ