日々のみ言葉 9月9日
○今日のタイトル ダビデの仮庵
○通読箇所 アモス9章
◇今日の聖句
その日、わたしは倒れているダビデの仮庵を起こす。その破れを繕い、その廃墟を起こし、昔の日のようにこれを建て直す。
◇ひとくち解説
いよいよアモス書の最終章です。7章から様々な幻を見せられてきたアモスでしたが、ここではついに「祭壇の傍らに(別訳:上に)主ご自身が立っておられる」幻を見ます。前半は、逃げられる者が一人もない絶望的な裁きが描かれます。
ここまで、アモス書では北王国の罪に対する厳しい裁きの予告が続いてきました。しかし、それは滅びによって終わらせるためではなく、再建するためでした。
9章後半には急転直下、希望の約束が示されます。「その日、わたしは倒れているダビデの仮庵を起こす。」(11節)と。ダビデ王家を拒絶し、勝手な王を立てていた北王国でしたが、ついにダビデの末裔から、救い主が到来するのです。主は、崩れようとしている祭壇の上から、やがて主のみ名で呼ばれるすべての国々が、主なるメシアの祝福に入る(12節)と宣告されます。
やがて訪れる「その時代」には、いなごも責める火もなく(7章)、夏の果物が終わりとなることもありません(8章)。恵みの上にさらに恵みを受け、エデンの園の祝福が全地を覆うのです(13-15節)。
◇クイズ
「使徒の働き」15:16で、アモス書から引用して語り、異邦人に救いの門戸が開かれたことを示したのは誰? 1.ペテロ 2.ヤコブ 3.バルナバ