日々のみ言葉 9月11日
○今日のタイトル 主の御顔を避けて
○通読箇所 ヨナ1章
◇今日の聖句
こうして、彼らはヨナを抱え上げ、海に投げ込んだ。すると激しい怒りがやんで、海は凪になった。
◇ひとくち解説
ヨナ書は、神のいつくしみがどれほど深く広いのかを教えています。
ヨナはヤロブアム2世の時代、アモスとは正反対の預言をし、王の機嫌をとった預言者です。(2列王14:23-25)ヨナという名は鳩という意味ですが、まさにどちらへいけば良いか分からない「愚かな鳩」(ホセア7:11)のような人物でした。ニネベに行くように主に命じられたのに、全く正反対のタルシシュに逃れようとしました。「下り」「乗り込み」(3節)「下りて」(5節)「下ろされ」(2:6)は、すべて同じ語で、ヨナがいのちの主を離れて、死へと下っていく様が表現されています。
対照的に描かれているのが異教徒の水夫たちです。ヨナが船底で眠りこけている間に懸命に働き、神に向かって叫びました。寝ぼけまなこのヨナは、恥知らずにも「私は主を恐れる者です」と自己紹介しますが、本当に主を恐れたのは、水夫の方でした。(16節)しかも、わざわざ水夫に自分を海に投げ入れさせて、その罪を負わせようとさえしました。2章以降には、そんな、主の御顔を避け続けた男に注がれる、主の豊かないつくしみが示されます。
やがて、ヨナが旅立ったヤッファの港で、使徒ペテロは主から幻を見せられます。ペテロは、自分のを思いを捨てて異邦人コルネリウスの家を訪ね、そのことによって救いの扉は異邦人の前に開かれていくのです。
◇クイズ