日々のみ言葉 9月6日
○今日のタイトル 誇りを忌み嫌い
○通読箇所 アモス6章
◇今日の聖句
神である主は、ご自分にかけて誓われる。──万軍の神、主のことば──「わたしはヤコブの誇りを忌み嫌い、その宮殿を憎む。わたしはこの都と、その中のすべての者を引き渡す。」
◇ひとくち解説
イスラエルの不正や不義は、どこからはじまったのでしょうか?それは成功からでした。ヤロブアム2世の時代、彼らはロ・ダバルやカルナイムといった町を奪還し(13節)軍事的な成功を収めていました。その結果高慢となり、指導者たちは主を求めることを忘れ、贅沢と安逸をむさぼり(4-6節)、民には無理難題を押し付け(12節)たのです。そして、カルネ、ハマテ、ガテといった大都市が次々とアッシリアの手に落ち、暴虐の時代(3節)が近づいているのに、気づかないでいたのです。
「主は、ご自分にかけて(イスラエルの滅亡を)誓われる」(8節)―「ご自分にかけて」という言葉の元の意味は「その喉に」で、いのちをかけた決断を表します。その日には人々は「主の名を口にするな」と言います(10節)。本来主のみ名を呼ぶことは祝福のはずなのに、裁きのゆえに主に恐怖を覚え、御名を呼び求めることさえできなくなるのです。
次の章からは、アモスが見た幻が続きます。ご自分にかけて誓われる主に対して、預言者もまた自分の存在をかけて祈ります。「神、主よ。どうかお赦しください。ヤコブはどうして生き残れるでしょう。彼は小さいのです。」(7:2)と。
◇クイズ