日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月14日

日々のみ言葉 2月14日

○今日のタイトル エフライム

○通読箇所 創世記48章

◇今日の聖句

すべてのわざわいから私を贖われた御使いが、この子どもたちを祝福してくださいますように

◇ひとくち解説

48-49章ではアブラハムの約束がヤコブの子たちへと受け継がれていきます。それに先立ってヨセフの子、マナセとエフライムへ祝福が与えられます。この二人の孫が、子としての立場が与えられたことによってやがてヨセフ家は約束の地の1/6、他の部族の二つ分、長子としての祝福を得ます。さらに、最も若いエフライムが最も重い「右手の祝福」を与えられました。イシュマエルではなくイサクを、エサウではなくヤコブを選ばれた主は、ここでも最も低い者を選ばれます。

やがてエフライムの子孫からヨシュアが出て、民を約束の地へと導き入れます。また、エフライムの地に住んでいたレビ人サムエルがダビデに油を注ぎ、南北分裂の際には、エフライム族のヤロブアムが北王国を率います。このように祝福を受けた部族でしたが、やがて厳しい裁きを受けることになります。彼らが自分たちの小ささを忘れて傲慢になったからです。

ヤコブの祝福の祈りの中に「私を贖われた御使い」 とあり、聖書の中ではじめて<贖う>という語が使われています。ベテルで天のはしごから語られた方、ペヌエルで格闘をし新しい名を与えてくださった方、主こそ、自分のいのちを贖って(買い戻して)くださったお方であり、この方なしには自分は存在し得ないという全幅の信頼をあらわしています。この「贖い」は出エジプト記以降の重要なテーマになっていきます。

◇クイズ

48:22でヤコブが、ヨセフに与えようと言った町は? 1.ベテル 2.ベエルシェバ 3.シェケム