日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月15日

日々のみ言葉 2月15日

○今日のタイトル ふさわしい祝福

○通読箇所 創世記49章

◇今日の聖句

主よ、私はあなたの救いを待ち望む。

◇ひとくち解説

ヤコブは12人の息子たちにふさわしい祝福を与え、息を引き取ります。

12人の中で、ユダとヨセフには特別に長い祝福の言葉が与えられ、この2部族の特別な使命が暗示されています。

ヨセフへの祝福には、「ヤコブの力強き方」「牧者」「イスラエルの岩」「父の神」「全能者」と、五つの神の称号が並べられ、祝福という名詞が五回も繰り返されています。

ユダへの祝福は、不思議に満ちています。「王権はユダを離れず、王笏はその足の間を離れない。ついには彼がシロに来て、諸国の民は彼に従う。」やがてユダ族からダビデ王朝が、そして全世界の王メシアが誕生することを暗示するかのようです。

12人への祝福のちょうど中ほどに、ヤコブの独白のような祈りが挿入されています。「主よ、私はあなたの救いを待ち望む。」(13節)たった3語からなるこの祈りを語順通りに訳すと、「あなたの救いに 私は期待します、主よ」となります。この一文は40章から巻末までで、唯一「主」という御名が現れる箇所であり、ヤコブの祈りの核心です。彼は「終わりの日におまえたちに起こること」を見ていました。それは、良い将来ばかりではありませんでした。裏切りと失敗、混乱と苦悩に満ちていました。その恐ろしい未来に心を痛めつつ「約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない」と言われる主の御手に、期待の眼差しを注いだのです。その期待通り、やがて「ご自分の民をその罪からお救いになる」主イエスが誕生するのです。(マタイ1:21)

◇クイズ

12人のうち、雌鹿に例えられているのは? 1.イッサカル 2.ダン 3.ナフタリ