日々のみ言葉 2月8日
○今日のタイトル ヨセフは夢を見て
○通読箇所 創世記37章
◇今日の聖句
さあ、今こそあいつを殺し、どこかの穴の一つにでも投げ込んでしまおう。
◇ひとくち解説
37章からヨセフの物語が始まります。ここから明らかに異なっていることがあります。これまでは主(あるいは御使い)が直接人物に語りかけましたが、ここからは1カ所を除いて主のことばはありません。では、主はこの家族を見放されたのでしょうか。そうではありません。ここから本書の最後まで、主は、隠れたお方となり、人の目には見えない御手をもってイスラエルの一家を導いて行かれるのです。
ヨセフが夢のことを兄弟に話したのは、あまりにも未熟なふるまいでした。
ヨセフをたった一人で、彼を憎む兄たちのもとに送った父ヤコブも、あまりに軽率です。
兄たちのヨセフ殺害計画は、言うまでもなく極悪非道の行いでした。ルベンやユダが、あわれむそぶりを見せますが、それとて、父に気に入られたいとか、銀20枚ほしさという動機が見え隠れします。
かつて父イサクをだましたヤコブは、今度は10人の息子たちからだまされることになります。
4節の「穏やかに話すことができなかった」は「シャロームと言うことができなかった」とも訳せます。ヤコブ一家からはシャロームが失われていました。
しかし、主は、兄たちの悪意や、ミディアンの隊商さえ用いて、ヤコブとその一家を、危機から救い出そうと秘かに準備を進めておられたのです。
◇クイズ
イシュマエル人の隊商はどこから来ましたか?(37:25)1.ギルアデ 2.エジプト 3.エドム