日々のみ言葉 2月7日
○今日のタイトル エドムの歴史
○通読箇所 創世記36章
◇今日の聖句
◇ひとくち解説
エサウはヤコブが帰ってくる前から、父の家を離れてセイル(死海の南東に広がる高地)に拠点をもっていたようです(33:16)。しかし、ヤコブの帰還によって正式にセイルの山地へと移りました。「一緒に住むには所有する物が多すぎて、…地は、彼らを支えることができなかった」(36:7)からでした。(ロトがアブラハムと別れた理由と重なります。)
エサウの子孫はエドムと呼ばれます。その母リベカに「二つの国民があなたから分かれ出る」(25:23)と主が予告されたように、エドムも力を持つ国となります。後に主は「あなたはエドム人を忌み嫌ってはならない。これはあなたの兄弟だからである。」(申23:7)とイスラエルに命じておられますが、エドム人たちはその主のいつくしみを拒み、イスラエルを呪う者となります。エサウの孫の一人アマレク(36:12)はアマレク人と呼ばれる一部族の祖となったと考えられますが、彼らは主に敵対する者として、しばしばイスラエルを悩ませます。また、エドムはバビロンによる侵略の際、イスラエルを滅ぼす手助けをしました。それゆえ預言書は、エドムに下される厳しい主の裁きを予告しています。
その末裔であるイドマヤ人は、周辺民族に吸収されて姿を消しますが、その血を引くヘロデ王が、ユダヤ人の王として生まれたイエスの命を狙ったのは、なんとも不思議なことです。
◇クイズ
荒野に温泉を見つけたフリ人は誰?(36:24)1.アヤ 2.アナ 3.ツィブオン