日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 2月1日

日々のみ言葉 2月1日

○今日のタイトル 弟が来て

○通読箇所 創世記27章

◇今日の聖句

諸国の民がおまえに仕え、もろもろの国民がおまえを伏し拝むように。…おまえを呪う者がのろわれ、おまえを祝福する者が祝福されるように。

◇ひとくち解説

アブラハムの祝福は、イサクから次の世代へと継承されます。しかし、大切なこの章にはこの家族の愚かさが浮き彫りになっています。

イサクは、老いて目が見えなくなっていただけでなく、心の目もかすんでいたようです。すでに主がリベカに「兄が弟に仕える」(25:23)と約束しておられたにもかかわらず、妻を出し抜くように、長男エサウに祝福を与えようとします。しかもそれは「おいしい料理」が食べたいという肉欲を満たすためだけのように見えます。

リベカはリベカで、夫の言葉を盗み聞きし、主の約束を自分の策略で成功させようとします。父をだますようにヤコブをそそのかしたのです。

ヤコブは父イサクに「長男のエサウです」と偽証しました。後に十戒で「偽りの証言をしてはならない」(出20:16)と禁じられた罪を犯したのです。しかも、「どうして、こんなに早く」と尋ねられたとき、「あなたの神、主が私のために、そうしてくださった」(20節)と神の御名を軽んじました。

エサウは「私の長子の権利を奪い取り」とヤコブを呪い、殺そうとしました。しかし、そもそも長子の権利を軽んじ、煮物と引き換えに長子の権利を弟に売り、主を知らぬ異邦の妻を迎えた自分の過ちを棚に上げています。

このようにこの家族の全員の過ちにより、最悪の事態となりました。それでもなお、主がヤコブの家系に祝福を継承されたのは、「すべての民が祝福される」という神のあわれみと熱意の深さのゆえです。

◇クイズ

13節によると、ヤコブが父のもとに持っていった料理は何の料理?1.レンズ豆 2.子やぎ 3.鹿