日々のみ言葉 12月26日
○今日のタイトル 平和に向かう道
○通読箇所 ルカ19章
◇今日の聖句
「祝福あれ、主の御名によって来られる方、王に。天には平和があるように。栄光がいと高き所にあるように。」
◇ひとくち解説
9章から始まったエルサレムへの旅はついに19章で終着します。かつてガブリエルがマリアに予告したように、イエスはダビデの王位につき、とこしえにヤコブの家を治める王としてエルサレムへと入城されます。しかし、それは武力によるのではなく、十字架と復活によってもたらされる、「神との平和」(ローマ5:1)によるのです。ゼカリヤが予告したように、諸国の民に平和を告げる王がろばに乗って来られたのです。(ゼカリヤ9:9-10)
しかしエルサレムの住民はそれを理解しませんでした。ルカ福音書では、棕櫚の枝も、エルサレムの群衆も子どもたちの賛美の声も登場しません。ただ弟子たちだけが「天には平和があるように。栄光がいと高き所にあるように。」と言います。あの御降誕の夜の天の軍勢の歌声が弟子たちの声にこだましています。(2:14)
イエスの到来は、主の御名によって来られる方のおいでであり、<神の訪れの時>(19:44)です。イエスを拒絶するということは、神を拒絶するということであり、平和に向かう道の否定でした。やがてその罪のゆえに、エルサレムは過酷な裁きを受けるでしょう。それをご存じのイエスにとって、このエルサレム入城は、涙の行進でした。
しかしやがて主は再び民を憐れみ、彼らのところに来られます。「今日、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。」(19:9)と。
◇クイズ
19:35でろばの上に置かれたのは?1.鞍 2.弟子の上着 3.絨毯