日々のみ言葉 10月5日
○今日のタイトル 奇しいわざを
○通読箇所 ミカ7章
◇今日の聖句
「あなたがエジプトの地から出た日のように、わたしは奇しいわざを彼らに見せる。」
◇ひとくち解説
6章最後で主の判決が下されます。「あなたの罪のゆえに荒れ果てるままにする。」その裁き通り、民は「食べられる房は一つもなく、…初なりのいちじくの実もない。」(1節)という「刑罰の日」を通ることになります。
しかし「私」(エルサレムの町)は、闇の中に座しながら、「主が私の光だ。」「主は私を光に連れ出してくださる。私は、その義を見る」(8,9節)と信仰の目を上げます。
14節から最後まで、ミカは祈りを捧げます。その祈りの中心、15節には主の宣言が置かれます。「あなたがエジプトの地から出た日のように、わたしは奇しいわざを彼らに見せる」と。あのとき、紅海を割って出エジプトの道を設けられたのは、民の義のゆえではなく、ただ神の憐れみのゆえでした。ミカはその憐みにより頼んで祈ります。「もう一度、私たちをあわれみ、私たちの咎を踏みつけて、すべての罪を海の深みに投げ込んでください。」(19節)かつてファラオとその軍隊を海に投げ込まれた主が、民の罪を海の深みに投げ込んでくださるのです。
祈りは「ヤコブにまことを、アブラハムに恵みをお与えください」と結ばれます。やがてその「恵みとまことはイエス・キリストによって実現」するでしょう(ヨハネ1:17)。それこそが、主が見せてくださる奇しいわざなのです。
◇クイズ
11節では、回復の日を何を建て直す日と呼んでいますか?1.神殿 2.石垣 3.道