日々のみ言葉 2月20日
○今日のタイトル 永遠のいのち
○通読箇所 マタイ19章
◇今日の聖句
完全になりたいのなら、帰って、あなたの財産を売り払って貧しい人たちに与えなさい。
◇ひとくち解説
十字架を目指すイエスの旅は進み、いよいよユダヤへと入ります。
「イエスに手を置いて祈っていただくために、子どもたちがみもとに連れて来られた。」…イエスは手を子どもたちの上に置かれました。この行為は、旧約聖書で親から子へと祝福が継承される場面を想起させます。そして19章は、イエスに従う者への「永遠のいのちを受け継ぎます」という約束で結ばれます。<永遠のいのち>は、自分で獲得するものではなく、恵みとして相続されるのです。子どもたちと入れ替わるようにやってきた金持ちの青年は、その点を勘違いして「永遠のいのちを得るためには」と言っています。イエスはあえて十戒の後半部分(対人律法)のみを提示し、戒めを守りなさいと言われます。前半部分において欠けがあることを気づかせるためです。しかし青年は悟りません…「何がまだ欠けているのでしょうか」と。この青年の欠けは神との関係にあったのです。青年にとっては、財産がアイデンティティであり、力であり、人生に意味をもたらすものでした。本来、神が果たすべき役割に、富が入れ替わり「心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(申6:5)という本質がないがしろにされていたのです。「完全になりたい
のなら、…わたしに従って来なさい。」というイエスの招きに、青年は応えることができませんでした。これは「人にはできない」高い要求です。しかし「神にはどんなことでもできます。」救いは人の業によるのではなく、神の賜物なのです。
◇クイズ
27:57に登場する金持ちは? 1.ザアカイ 2.アリマタヤのヨセフ 3.ピラト