日々のみ言葉 11月28日
○今日のタイトル 平安
○通読箇所 ヨハネ20章
◇今日の聖句
イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように。」
◇ひとくち解説
週の初めの日の夕方、復活されたイエスが10人の弟子たちと出会われました。イエスの復活という喜びの知らせを聞いたにも関わらず、彼らは恐れて戸に鍵をかけていました。「すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち」…この奇跡的な到来は、恐れの中にある今も、そして来るべき最終的な主の日にも、キリストが必ずおいでくださることを保証するものです。
「平安があなたがたにあるように」…単なるあいさつではありません。エデンの園で保たれていた神との完全な和解、預言者たちが指し示した終末的な平和、罪と死の恐れからの解放、その調和の扉が、ついに開かれたとの宣言です。その意味で、十字架上の最後の言葉「完了した」と響き合います。
言葉だけではありません。手と脇腹を彼らに示されました。この平和は、ただ御子キリストの十字架の傷にのみ源泉をもちます。
「わたしもあなたがたを遣わします。」（21節）という召し出しは、イエスが十字架で完成された平和を、世に実現する使命のためです。それは単に過去のイエスのわざを模倣するということではなく、これからイエスが行おうとされるわざに、協力することを意味します。「息を吹きかけて言われた。『聖霊を受けなさい。』」…塵から造られた人間に息吹を吹き込み、いのちを与えられた創造のわざが、この「週の初めの日」から弟子たちと共に新たに始まるのです。「この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。」（1:4）
◇クイズ
15節でマリアはイエスを誰だと思い込みましたか？１．御使い ２．園の管理人 ３．幽霊
