日々のみ言葉 11月27日
○今日のタイトル 完了した
○通読箇所 ヨハネ19章
◇今日の聖句
イエスは酸いぶどう酒を受けると、「完了した」と言われた。そして、頭を垂れて霊をお渡しになった。
◇ひとくち解説
十字架上でイエスは「わたしは渇く」と言われます。それは全人類の渇きに対する完全な癒しのためです。兵士たちが酸いぶどう酒を含んだ海綿を差し出すために使ったのが、長さも強度もないヒソプの枝であったことは、象徴的な意味を持ちます。ヒソプは、旧約聖書で過越しの夜、子羊の血を鴨居に塗るために使われた枝であり（出12:22）、汚れた人を清めるために、水を振りかける儀式のために用いられました。（民19:18）旧約で予告されたこの救いと清めが、イエスの「完了した」というひと言葉をもって、成し遂げられました。。
「兵士の一人は、イエスの脇腹を槍で突き刺した。すると、すぐに血と水が出て来た」…血は、過越しの小羊（「世の罪を取り除く神の子羊」1:29）を表し、水は、「ご自分を信じる者が受けることになる御霊」（7:39）を表します。眠れるアダムの脇腹のあばら骨から「生きるものすべての母」（3:20）であるエバが造られたように、眠りに就かれたイエスの脇腹から流れ出る聖霊によって、すべての者は永遠のいのちを受けるのです。
「イエスが十字架につけられた場所には園があり」…十字架こそ、全人類をエデンの園へと回帰させる、いのちの木です。
◇クイズ
2節で兵士たちはイエスに何色の服を着せましたか？ １．赤 ２．白 ３．紫
