日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 3月25日

日々のみ言葉 3月25日

○今日のタイトル ぶどう園の農夫

○通読箇所 ルカ20:9-19

◇今日の聖句

家を建てる者たちが捨てた石、それが要の石となった

◇ひとくち解説

「何の権威によって、これらのことをしているのか」(20:2)という問いを受けてイエスはこのたとえ話を語られました。

旧約聖書ではイスラエルの民と神を、ぶどう園とその主人に例えています。(イザヤ5:1-7)それを管理する農夫とは、エルサレムの指導者のことです。「ぶどう園の主」が遣わしたしもべたちとは、神のことばを伝える預言者たちです。民の指導者たちは、主のことばを拒絶してきました。本来なら、一人目のしもべを打ちたたいて帰らせた時点で、この主人は農夫たちを追放して当然でした。しかし、3人目のしもべが傷を負って帰ってきても、なお農夫たちの回心を待ったのです。しかも、最後に愛する息子を遣わすとは、愚かとも言える忍耐です。

ついに農夫たちの本心があぶりだされます。跡取りを殺せば「相続財産は自分たちのものになる」と。神に代わって、神の園を支配したい…それが指導者たちの最も深い罪の闇でした。それは、エデンの管理を任されたアダムが、神のようになれるとの誘惑に負け、主のことばを拒絶した罪に根差すものでした。

メシア預言として理解されていた詩篇118篇を引用しながら、イエスは御自分こそ、この「愛する息子」であり「捨てた石」であると言われます。(息子と石はヘブライ語では音が似ています)イエスが神の子としての権威を持ってこられたのに「神の訪れの時を、おまえが知らなかった」(19:44)…そこにエルサレムに対する主の嘆きがあるのです。

◇クイズ

19:46でイエスは神殿の現状がどのようになっていると言われましたか?1.商売の家 2.律法の学校 3.強盗の巣