日々のみ言葉 3月22日
○今日のタイトル 心を一つにして
○通読箇所 使徒の働き5章
◇今日の聖句
私たちはこれらのことの証人です。神がご自分に従う者たちにお与えになった聖霊も証人です。
◇ひとくち解説
バルナバ（4章最後）と、アナニア夫妻（5章始め）の記事を囲むようにして「聖霊に満たされ…心と思いを一つにして」（4:31-32）「皆は心を一つにして」（5:12）と記されています。この二つの物語は、教会の一致が聖霊の顕著な働きによって与えられ、守られたものだったことを示しています。
バルナバもアナニア夫妻も、教会内に乏しい者がないようにと、自発的に献金をしました。問題は、アナニア夫妻が嘘をついたことにありました。
「自分のために取っておいた」（3節）という言葉は、ヨシュア記7:1（ギリシャ語訳）で同じ言葉が使われています。すなわち、エリコ攻略の後アカンが主の信頼を裏切り、主に捧げるべきものを、自分のものとして取っておいたゆえに主の怒りが燃え上がったという記事です。
「サタンに心を奪われて聖霊を欺き」…直訳すると「聖霊に対して嘘をつくためにサタンがあなたの心を満たし」で、「聖霊に満たされ、神のことばを語る」（4:31）と対になっています。
「あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いた」主の御霊が満ちている時、主と教会とは一つのからだです。教会を欺くということは、聖霊を欺くということなのです。
サタンは生まれたばかりの教会を滅ぼすために、偽りをもって聖霊と教会との一致、また、互いの一致を奪おうと試みたのでした。その試みは失敗しました。ペテロは言います。「私たちはこれらのことの証人です。…聖霊も証人です」（32節）彼らと聖霊とはますます固く一致します。
◇クイズ
16節では大祭司とその仲間たちの心は何に燃えましたか？１．正義 ２．ねたみ ３．怒り
