日々のみ言葉 3月26日
○今日のタイトル 目を覚まして
○通読箇所 ルカ21:29-38
◇今日の聖句
あなたがたは、必ず起こるこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈っていなさい。
◇ひとくち解説
エルサレム神殿の美しさに心を奪われている人々に対して「どの石も崩されずに、ほかの石の上に残ることのない日が、やって来ます」(21:6)とイエスは予告されます。直接的には紀元70年のローマによるエルサレム攻撃を指します(19:44)。しかし、イエスはそれだけではなく、やがてご自分が「要の石」(20:17)となって完成される、新しい「祈りの家」(19:46)をも見ておられました。「そのとき人々は、人の子が雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。」(21:27)
大切なことは「神の国が近いことを知り」(31節)「いつも目を覚まして祈って」(36節)いることです。
<待つ>ということは、待つ者と待たれる者の間、また今と未来の間に、切れない信仰・希望・愛の糸があるということです。待つことは相手への信頼によってなりたっています。信頼なしに待っていると「心が…思い煩いで押しつぶされていて、その日が罠のように」(34節)感じるでしょう。待っている自分自身ではなく、待っている相手…人の子…に心を向けるようイエスは教えられます。変化する時代や世界、消え去っていく天地ではなく、けっして消え去ることのない主イエスのことばの中に自分を置く人は幸いです。いつも目を覚まして祈るとは、自分の願望から、神の計画へと絶え間なく自分を移すことです。その模範的な姿を、次章のイエスの祈りの姿に見ることができます。
◇クイズ
21:38によると人々はいつイエスの教えを聞くために来ましたか?1.朝早く 2.夕ぐれ 3.夜