日々のみ言葉 3月13日
○今日のタイトル 幕屋
○通読箇所 出エジプト25-26章
◇今日の聖句
彼らにわたしのための聖所を造らせよ。そうすれば、わたしは彼らのただ中に住む。
◇ひとくち解説
出エジプト記後半は、幕屋建設と祭司任務の指示(25-31章)と、幕屋建設と祭司任務の実行(35-40章)に、ほとんどのページを割いています。これを通して、主が「わたしは彼らのただ中に住む」ということを目に見えるように示すためです。主は「聖」(区別された方)でありながら、「ただ中に住まれる」方…矛盾にも思える両方が、幕屋において調和しています。
ヘブル人への手紙は、25:40を引用して「天にあるものの写しと影」と呼んでいます(ヘブル8:5)。実際、幕屋はエデンの園を模していました。その中心に神の臨在(あかしの箱)があり、いのちの木(植物の意匠の燭台)があり、東側をケルビム(垂れ幕)が守っています。出エジプト記は、単にエジプト脱出の歴史物語ではなく、神が人類をエデン=「新しい天と新しい地」(黙示録21:1)へと連れ帰るための物語の序章なのです。驚くほど綿密な建設指示に、神の人類に対する熱情が表されています。
やがてその神の愛は、私たちの間に「幕屋を張られた」(ヨハネ1:14直訳)イエス・キリストを通して見えるように、表されることになります。そしてこの方の成し遂げられた贖いによって、ゴールを迎えるのです。「見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。」(黙示録21:3)
これは人の知恵ではなく、神のプランなのです。だからこそ「よく注意して、…示された型どおりに作らなければならない」(25:40)のです。
◇クイズ
純金の燭台はどんな植物の形を模していましたか?1.オリーブ 2.アーモンド 3.ざくろ