日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 3月6日

日々のみ言葉 3月6日

○今日のタイトル その血を見て

○通読箇所 出エジプト11-12章

◇今日の聖句

さあ、羊をあなたがたの家族ごとに用意しなさい。そして過越のいけにえを屠りなさい。

◇ひとくち解説

燃える柴の前で、主は最初からモーセにこう言っておられます。「イスラエルはわたしの子、わたしの長子である」と。そしてファラオへの警告として、「もし去らせるのを拒むなら、見よ、わたしはあなたの子、あなたの長子を殺す」と言うよう命じておられました。(4:22-23)いよいよ12章でその最後の災いが臨みます。ここまでの災いでは主自らが「エジプトとイスラエルを区別され」ました。契約に基づく永遠の愛によって彼らを「わたしの民」と呼び、「主の聖なる民」(申命記7:6)として取り分けられるのは主です。しかし、最後の災いにおいて、主は民の側においても行動を求められます。傷のない子羊を夕ぐれに屠り、その血を門柱と鴨居に塗り、その肉を焼き、出発の準備を整えて急いで食べるということです。民を「わたしの民」として区別し、聖なるものとするのは、屠られた子羊の血なのです。この子羊のいのちのゆえに、主はイスラエルの子らの家を過ぎ越して、救われました。

主は厳かに「わたしは主である」と御名を宣言されます。(12:12)その御名を知り、体験することが過ぎ越しの目的であり、出エジプトのゴールです。

「あなたがたが…贖い出されたのは、…傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血によったのです。」(1ペテロ1:19)「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。」(ヨハネ1:29)

◇クイズ

子羊の血を鴨居に塗るために使われたのは?(12:22) 1.海綿 2.亜麻布 3.ヒソプの束