日々のみ言葉 3月5日
○今日のタイトル 心を硬くした
○通読箇所 出エジプト9-10章
◇今日の聖句
いつまで、わたしの前に身を低くするのを拒むのか。わたしの民を去らせ、彼らがわたしに仕えるようにせよ。
◇ひとくち解説
9-10章には5番目から9番目の災いが記されています。それらはすべて最後にして最大の災い、「死の闇」に向かう伏線になっています。
第五の災い「家畜の疫病」では、はじめて直接的に生物の「死」が下されます。さらに、次の「腫れ物の災い」では、人体に危害が及びます。
第七の「雹の災い」は、特に入念に描かれています。14節「あなた自身…に」は直訳では「あなたの心に」となっています。それを受けるように21節では「主のことばを心に留めなかった」と表現され、34節は「心を硬くした」と結ばれ、読者の目をファラオの「心」に向けさせます。第七では初めて主はエジプトに対する憐れみをも示されます。「避難させよ」と救いの道を残されるのです。それは、生き残った者を通して「わたしの名を全地に知らしめるため」です。主のことばを心に留めなかった者は「みな、雹に打たれて死ぬ」と警告されるほど、災いは激しいものでした。ファラオも思わず「今度は私が間違っていた」と言います。今までは間違っていなかったとでもいうように。第八の災いでは「いなごが地の面をおおい、地は見えなく」なります。大地の「顔」が見えなくなることは、第九の「闇の災い」の伏線であり、また最後の「闇の中の死」へとつながります。「こんな死だけは取り去ってくれ」と願うファラオの前に、最も暗い闇が待ち受けています。
◇クイズ
10:19で主はいなごを追い払うのに何をお用いになりましたか？１．火 ２．雨 ３．風
