日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 11月17日

日々のみ言葉 11月17日

○今日のタイトル 契約の使者

○通読箇所 マラキ3-4章

◇今日の聖句

あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、彼が来る。

◇ひとくち解説

2章では、民のいい加減な捧げ物を容認していた祭司たちの罪が暴かれました。3章では、民全体への追及です。十分の一と奉納物において忠実でない民について「あなたがたはわたしのものを盗んでいる」と。「わたしは変わることがない」(3:6)と主は言われます。1:2で「わたしはあなたがたを愛している」と言われた主の愛と選びは不変です。しかし、同時に主は「わたしに帰れ。そうすれば、わたしもあなたがたに帰る」(3:7)と言われます。民の態度によって、神の<行為>は変わるということです。そもそも主は、私たちにご自分の全てを与えてくださいました。その愛を本当に知った人は、「心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして」…自分の全てをもって主を愛したいと願うはずです。しかし、イスラエルは主の愛に疑問を抱いていました。「後の栄光は、先のものにまさる」(ハガイ2:9)と予告されていたのに、目の前では主の栄光の代わりに、貧困と不正が満ちていたからです。主の愛を疑った結果、「神に仕えるのは無駄だ」(3:14)と、捧げ物を出し惜しんだのです。そこに問題の根があるのです。

しかし、時が来れば主ご自信が「契約の使者」としておいでになります。そして、主は「主を恐れ、主の御名を尊ぶ者たち」をお忘れになることなく、癒しをもたらす「義の太陽」として訪れてくださいます。こうしてマラキは、モーセ(律法)とエリヤ(預言)全体を包括しながら、来るべき「契約の使者」キリストを指し示すのです。

◇クイズ

今日はお休み