日々の御言葉

聖イエス会福音教会の牧師室から聖書のみ言葉をおおくりします。聖書は主に新改訳2017を使用しています。

日々の御言葉 1月4日

日々のみ言葉 1月4日

○今日のタイトル 主の名を呼ぶ

○通読箇所 創世記4-5章

◇今日の聖句

セツにもまた、男の子が生まれた。セツは彼の名をエノシュと呼んだ。そのころ、人々は主の名を呼ぶことを始めた。

◇ひとくち解説

4章のカインとアベルの物語は、アダムの罪が、世代を超えて受け継がれるという悲しい事実を突きつけます。

弟を殺害したカインから7代の系図が記されます。主が設計し支配されるエデンの園に対して、彼らは自分たちが築き支配する町に住み、様々な発明を重ねます。しかし、7代目レメクに至っては、カインの罪が取り返しがつかないほど増幅してしまいました。

それと並行するように、アダムの3番目の子セツの系譜が記されます。「神が、アベルの代わりに別の子孫を私に授けてくださいました」というエバの言葉に、新しい希望の芽生えを見ます。<神が授けてくださった>…エデンの園を追放されてなお、神は人と関りをもってくださるという信仰に根差して彼女は、やがてサタンを打つことになる<女の子孫>(3:15)の希望を抱いたのです。

カインの家系が自らの力による発展を誇ったのに対し、アダムの家族は、メシア到来の希望の中で、主の名を呼ぶことを始めたのでした。

こうして神の祝福はセツの家系へと継承されていきます。カインの7代目が悪の頂点であったのに対し、セツの7代目エノクは「神とともに歩み」という顕著な性質を帯び、それ以降の信仰者の模範となり、それは10代目ノアへと継承されていきます(6:9)。

新しい年の始まりに、改めて主の名を呼ぶことを始めたいものです。

◇クイズ

カインが住むようになった<さまよう>という意味の名の地方は?1.バベル 2.ノデ 3.ゴシェン